大家好!!こたうめです。
15歳からスタートとして現在31歳になるまで累計3200冊(200冊以上/年)以上本を読んできた読書を愛する男です。
そんな私の人生を変えてくれたおススメの本について紹介したいと思います!!
この紹介を通して「皆さんの人生がより良い方向へと向かっていくこと」が出来たら幸いです。
それでは参りましょう!!
本日紹介させていただくのは、
「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 /幻冬舎/橘玲」です。
本の紹介
ワーキングプア、無縁社会、孤独死、引きこもり、自殺者年間3万人超など、気がつけば世界はとてつもなく残酷。だが、「やればできる」という自己啓発では、この残酷な世界を生き延びることはできない。必要なのは「やってもできない」という事実を受け入れ、それでも幸福を体に入れる、新しい成功哲学である。
Amazonより引用
私がこの本をオススメする理由
・無駄な努力をしないことで無駄な時間が節約できる
・自己啓発本の「やればできる」精神をバッサリ否定している新しさ
・個人的に自己啓発系の本に否定的であるため見てほしい
併せて読むと面白い本
内容
話題は多岐に渡るのですが。本書タイトルにある「残酷な世界で生き延びるたった一つの方法」に焦点をあて要約していきたいと思います。
本の内容を知りたくない方は見ないで下さい!
昨今、自己啓発ブームが到来していますよね。
AIに仕事を代替されないように休日も頑張ってスキルを磨こう!などといった自己啓発本が巷には溢れかえっています。
余談ですが私は自己啓発本があまり好きではないです。
何冊も読んできましたが、以前から懐疑的な見方をしています。
私と同じ意見の人もいるのではないでしょうか?
本当に自分は変われるの?
能力は向上するの?
正直???ってかんじかな。
本書のタイトルにある残酷な世界で生き延びるたった一つの方法とは?
始めに結論からお伝えします。
結論:
・自己啓発では自分は変われない
・自分の能力で無理をしないで稼げる場所を探す
はじめに
現代社会では頭の良い人が医師、弁護士などの高収入の仕事を独占しています。
頭の良い、勉強ができるとされている人は以下2点が優れている人とされています。
・言語的知能
・論理数学的知能
つまり「言葉、数字を操る能力が高い人」
=勉強ができる=高学歴=高収入
だから、
➡︎自己啓発をして自分の能力を高めて良い仕事に就こうとしている人が多い。
残念な結果が待ち受けているが準備はいいか?
残酷な世界の現実
本書では自己啓発は意味がなく、能力は向上しないと述べられています。
著者である橘さんは「自己啓発は意味がない」と根拠もなく言っているのではなく、行動経済学の学問によってエビデンスが大量にあるため否定しようがありません。
遺伝的な影響を教育では変えることができないと言った大量のデータが存在するのです。
行動経済学はこのように主張されています。
「適性にかけた能力は学習や訓練では向上しない」とのことです。
やればできることはあるかもしれないが、やってもできないことの方が遥かに多いということです。
もっと知りたい方は以下3冊を読むと理解が深まると思います。
例を挙げると、本書では下記の記述が引用されていました。
アメリカの教育心理学者アーサー・ジェンセンは1969年にIQと遺伝の関係を調べ、
「知能の70%は遺伝によって決まる」と主張した。
1. 知能の大半は遺伝であり、努力しても大して変わらない
2. 性格の半分は環境の影響を受けるが、親の子育てとは無関係
3. 身についた性格は変わらない
4. 適性に欠けた能力は、学習や訓練では向上しない
つまり努力しても良い結果は得られない可能性の方が遥かに高いと言うことです。
悲しい現実ですが受け取めるしかありません。
個人的には自己の能力が向上できないのなら、事実を受け止め、その上でどのように生きて行くかが大切であるのかなと思います。
皆さんはどう思われますか??
そしたらどの様にこの残酷な世界を生きていくんだよ!
教えてよ!!
著者の橘氏は残酷な世界で生き残るためのアドバイスもしくれている。
それをこれから紹介しよう。
残酷な世界をどのように生きていくのか?
結論から言うと、「自分の能力で無理をしないで稼げる場所を探す」です。
何故ならば、好きなことで生きていける時代になっているため能力がなくても生きていけるからです。
本書では以下二文に要約しています。
「伽藍(がらん)を捨ててバザールに向かえ」
「恐竜の尻尾のなかに頭を探せ」
文字だけでは意味不明な面白いキーワードですね。
順を追って一文ずつ解説していきます。
伽藍を捨ててバザールに向かえ
伽藍のことを本書では以下の記述で使われています。
伽藍に閉じ込められたら外には出られないのだから、そこでの最適戦略は匿名性の鎧でネガティブな評価を避け、相手には悪評を押し付けることだ。日本はいまだに強固なムラ社会が残っていて、だから僕たちは必要以上に他人の目を気にし、空気を読んで周囲に合わせようとする。伽藍の典型である学校ではKYはたちまち悪評の標的にされてしまうのだ。
もう少し理解を深めるために会社勤めを例にしてみます。
会社で出世するためには社内評価が必要不可欠です。そのためには他人を落としてでも自分の評価を高めなければならない。そうすると周りの人の目を気にしすぎてしまいますよね。
出世のための評価を得るために周りを気にしているのは時間の無駄でしかないですよね。
上記記述から伽藍の意味を考えると、
「伽藍」=「閉鎖的な空間」
で置き換えて考えると分かり易いかと思います。
次にバザールについて解説します。
バザールのことを本書では以下の記述で使われています。
多様性と流動性のあるバザールでは、ネガティブな評判を恐れている理由はない。不都合な評価を押しつけられたら、さっさとリセットして自分を高く評価してくれる場所に移っていけばいいだけだ。だからここでは実名でポジティブ評価を競うのが最も合理的な戦略になる。
バザールの良いところは環境をすぐに変えられることで、自分の評価が得られない場合には評価が得られるところに環境に移動すればいいということです。そうなると自分の名前を使って評価や信用を集めた方がいいということ。
適切な評価を得られないところでは、環境を変えることが必要だと理解してください。
上記記述からバザールの意味を考えると、
「バザール」=「資本主義の社会」
で置き換えて考えると分かり易いかと思います。
改めて以下文に当てはめて要約してみます。
「伽藍(がらん)を捨ててバザールに向かえ」
本書で意味する伽藍は(閉鎖的な空間)を指し、バザールは(資本主義の社会)を指しているのであれば、
「閉鎖的な空間を飛び出し、資本主義の社会に行け!」と言うことです。※管理人の訳なので誤っていたらゴメン!
つまり、会社を辞めて資本主義の社会にいけということですね。
また、いくら会社が嫌だと思っている人もいきなり辞めるのはリスクがあるのでオススメしません。
副業からスタートして行くのが良いのでは??と思っています。
辞めて如何に生きてくのか、次のキーワードで具体的な方法について紹介されています。
恐竜の尻尾のなかに頭を探せ
もうわかんない!!
本書では「ロングテールの中にショートヘッドを探すこと」と紹介されているが、これでも理解しづらいだろう。
もっとわかりやすく噛み砕くと、「ニッチな市場を狙え!」ということだ
詳細を説明すると、恐竜=GoogleなどのBIG企業をイメージしてください。
GoogleであればYOUTUBEなどの大きなプラットフォームを持っていますよね。
すでにYOUTUBEと言う巨大な媒体があるのなら、それを借りてビジネスをすると言うことです。
著者は音楽で言うとメジャーなマイケルジャクソンを目指すのではなく、マニアックなジャンルのトップを目指せと言ってます。
何故ならニッチ市場であればライバルも少なく、コンテンツを作ることで評判を集めることが可能だからです。
メジャーデビューできる人は一握りです。
現代であればYOUTUBEなど様々なプラットフォームがあります。
例を挙げてみたほうが理解しやすいと思います。
例:筋トレが趣味
今までは筋トレでご飯を食べていくのが難しい世の中であったけど、
これからは、YouTubeで発信し広告収入を得ることができたり、そこから派生して自身の商品をプロデュース、販売ができる。
また、SNSの活用をすることによって様々な収益を得られる可能性がる。
これは漫画家や小説家、書道家なども同じです。今までメジャーどころでしか飯が食えない様な職業でもなんとか生活できる時代が来ているのです。
まとめると残酷な世界では働きながら会社の外に自分の居場所を作り、ニッチな市場で評判を集める方が生き延びられということです。
ブログ、アフィリエイト、YouTubeなどの広告収入や、
noteを活用した情報販売、
せどりなどの物販事業、
動画編集、Webデザイナー、
Uberイーツ配達、
などなど個人で稼げる仕事っていっぱいあるよね。
確かに昔と比べてたら稼ぐ選択肢は増えているから、職を失っても食いっぱぐれることはないよな。
最後に
いかがでしたでしょうか。
自己の能力は自己啓発をしたところで伸びないと言うことが理解いただけましたでしょうか。
自分に合った能力なのかはやってみないとわからない事ですが、見極めが大事だと思います。
個人的には期間を決めて挑戦してみるのが良いと思います。
例えばプログラミンを始めたいのであれば、2年間だけ頑張ってやってみて、向かないのであれば潔く違うことに挑戦をする!
この方が効率的だと思います。
長くなりましたが以上です。
それではまた。再見!!